1920年代頃のBurberry ParisのBalmacaan Coatになります。
Burberry Parisは英国で生まれたBurberry社がパリの富裕層向けにオーダーのみで始めたラインです。
このラインのBurberryはパリのテーラーによる仕立てになるので、英国メイドの個体と比べてもかなり雰囲気が異なります。
襟の仕様も、フランスらしい服作りです。
イギリスのBurberryの印象はクラシックに直線的。対照的にフランスのBurberryは華やかで曲線的な印象があります。
スペインメイドも雰囲気が異なりますよね。
同じBurberryブランドでも、国によって雰囲気が変わってしまうのも面白い部分だと思います。

今回の一着はコートの合わせは右前、バスト部分にダーツが入ったりといったディテールも見られるレディースの造りです。
さすがは100年も前のコートと言いますか、モーニングコートなどに近いようなフロントボタンの仕様も現代のコートとの違いを感じさせられます。
裾にかけてのAラインシルエットが凄まじく、私が今まで見た中でも一番綺麗なAラインを持ったコートだと思います。

シェルの生地はギャバジンではなく、かなり細番手の糸を使用した薄手の柔らかい平織の生地。
襟付け、袖付けを見ても、ハンドメイドの部分が多数見られ、古い時代の物ならではの時間と手間の掛かった丁寧な部分が見て取れます。
ライナーには、綿の無地の総裏地、袖裏まで同じ生地が使用されています。

レディースの造りですがサイズは大きく造られているので、180cm、70kg、普通体型の私が着用しても、良いサイズ感で着用できました。

コンディションとしては、所々のシェルに目立たない程度のシミは見られますが、100年近くも以前に作られた物としては状態は良い方かと思います。
生地の弱りなども見られないので、タフに着ていただいて大丈夫なコンディション感です。

探しても、なかなか手に入れられないアンティークピースな一着だと思います。
今回のイギリス、フランス買い付けのトップピースです。
生粋のコート好きの方へ。

Size
- 総丈 121cm
- 身幅 62cm
- 裄丈 81cm


Condition
所々のシェルに目立たない程度のシミは見られますが、100年近くも以前に作られた物としては状態は良い方かと思います。
生地の弱りなども見られないので、タフに着ていただいて大丈夫なコンディション感です。

LANK:BC

S　　新品・未使用品・新古品
SA　未使用品ですが保管シワや値札等の付属品が欠損した商品
A　　試着程度の綺麗な状態
AB　使用感の少ない比較的綺麗な状態
B　　大きなダメージの無い通常使用程度の状態
BC　使用に伴う小さな汚れや、シワ、スレなどがある状態
C　　汚れやダメージが目立つが、通常使用が可能な状態
D　　全体的にかなりダメージや汚れがある状態


商品のコンディションは出来るだけ正確に記載はしておりますが、当時の保管状況により経年変化が見られる場合がございます。
（あくまでも、中古品ということをご理解の上ご購入下さい。

MATERIAL_
表地　Cotton 100%
裏地　Cotton 100%

商品に対するご質問等ございましたら、インスタグラムDMやメールアドレス（furugiyacomame@gmail.com)にお気軽にご相談ください。
オンラインのみでの古着屋になりますので、実物に触れられない不便さを少しでも取り除けたら良いと思っております。例でありますが、サイズ感のご相談であれば、身長体格を差し支えの無い範囲でお聞きし、詳細な着用画像などをご用意させていただけたらなと思っております。コンディションや、商品の詳細など、なんでも大丈夫です。是非。